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結婚式場のバックヤードで、閲覧履歴を更新し続けた私──「匂わせストーリー」でプロとしての矜持ごと自爆した話

正直、こんな話、仕事関係の人には絶対言えません。

でも、同じ地獄にいる人には、黙ってられなかった。

当時の私は、結婚式場のスタッフとして働いていました。
毎日、幸せそうな新郎新婦に「おめでとうございます」と頭を下げて、拍手を送る日々。

でも、休憩時間になるたび、バックヤードの隅でスマホを取り出して、片思いしていた彼のインスタを開いてました。

「まだ見てない」
「あ、他の子のには『いいね』してる」

拍手しながら、頭の中では「なんで私はここで働いてるんだろ」って思ってました。

プロとして何百組ものカップルを見てきた私が、恋に落ちたらこのザマです。
恋愛マニュアルなんて、おかしくなった脳みそには何の役にも立ちません。

今これを読んでるってことは、たぶんあなたも、さっきストーリー開いて、「まだ見てない…」って思ったんじゃないですか。

その指、いったん置こ。
これ読んでる間だけでいいから。

※ちなみに、私が閲覧履歴の監視をやめられた唯一の方法はこれでした。
先に「答え」を知りたい人は、こちらを読んでみてください。
👉 彼が反応しない「本当の理由」を確認した方法(体験談)

きっかけは、友人の何気ない一言だった

あれは11月の土曜日。
午後の披露宴が終わって、バックヤードで着替えながら、同僚の子と雑談してました。

「ねえねえ、最近インスタで『匂わせ投稿』流行ってるらしいよ。
好きな人が反応してくれるんだって」

その言葉を聞いた瞬間、私の頭の中で何かがカチッとはまった気がしました。

(これなら、傷つかずに気持ちを伝えられるかも)

当時、私が片思いしていたのは、仕事で何度か一緒になったことがある、フォトグラファーの彼でした。
一緒に仕事をした日の夜、何気なく交換したインスタのアカウント。
それから、私は彼の投稿を毎日チェックするようになってました。

でも、直接連絡する勇気はない。
DMを送って無視されたら、立ち直れない。

(匂わせなら、気づかれなくても恥ずかしくないし、気づいてくれたらラッキーだし)

今思えば、都合のいい妄想。
でもそのときは、妄想じゃなくて「希望」だったんですよね。

私がやった”いちばん恥ずかしい演出”

私は、結婚式場で働いているだけあって、「演出」には自信がありました。
何百組ものカップルを見てきた経験から、「男性がどんな女性に惹かれるか」も分かっているつもりでした。

その夜、22時過ぎ。
私は部屋の電気を消して、間接照明だけをつけて、スマホを手に取りました。

まず曲。これは外せなかった。

前に彼が「このバンド、マジで好きなんですよね」と言っていたマイナーな曲を選びました。
キャプションには、「久しぶりに聴いた。やっぱりいい」と添えました。

正直、この曲入れた瞬間、「これ気づかれなかったら、もう無理じゃない?」って思ってました。

次、チャペル。あれは今思い出しても顔が熱い。

彼が前に撮影した式場のチャペルの写真を、自分のカメラロールから引っ張り出してアップしました。
「こんな場所で、いつか…」と意味深なキャプション。

(気づくよね?これ、あなたが撮った写真だよ?)

で、極めつけがカフェ。二人分のカップ並べた。誰にも頼まれてないのに。

わざわざ二人分のカップを並べて、「今日は特別な日」と載せました。

(誰と行ったの?って聞いてきてくれないかな)
(嫉妬してくれないかな)

投稿ボタンを押した瞬間、心臓がドクンと跳ねました。

(これで、気づいてくれるかな)
(連絡来るかな)

スマホを握りしめたまま、布団に潜り込みました。
でも、目を閉じても眠れない。

5分後。
我慢できずに、閲覧履歴を確認しました。

…まだ見てない。

「まだ起きてないだけかも」

そう言い聞かせて、スマホを置きました。
でも、10分も経たないうちに、また手が伸びる。

更新。また更新。

ここから先、ほんとに自分でも引くんですけど。
私、閲覧履歴に住み始めました。

翌日の披露宴で、私は「幸せの演出家」を演じられなくなっていた

翌日の日曜、午前の披露宴。
新郎新婦の入場シーンで、私は会場の後方に立って拍手をしていました。

でも、頭の中は彼のことでいっぱい。
ポケットに入れたスマホが、やけに重い気がする。

(見たかな)
(気づいたかな)

司会者の声も、BGMも、全部遠くに聞こえる。
新婦のウェディングドレス姿を見ても、何も感じない。

休憩時間になった瞬間、私はバックヤードに駆け込んでスマホを開きました。

…彼は、まだ見ていませんでした。

でも、他の女の子のストーリーには「いいね」がついていた。

(なんで、私のだけ飛ばすの?)

胸が苦しくなって、トイレに駆け込みました。
個室に入って、便座に座り込んで、涙が出そうになるのを必死でこらえました。

外では、同僚たちが次の披露宴の準備をしている気配。
「〇〇さーん、そろそろ戻ってきてー」という声。

(ヤバい、泣いてる場合じゃない)

鏡を見ると、目が真っ赤でした。
急いで冷水で顔を洗って、メイクを直して、笑顔を作る。

でも、その笑顔は完全に「作り物」でした。

午後の披露宴。
新郎が新婦に手紙を読むシーンで、私は涙を流している新婦を見ながら、心の中で思っていました。

(私、いつになったらこんな幸せが来るんだろう)
(彼は、私のこと、どう思ってるんだろう)

プロとして、他人の幸せを祝う仕事をしているのに。
自分の恋愛は、こんなにも惨めで。

その日の夜、私は仕事が終わって家に帰る電車の中で、またストーリーの閲覧履歴を確認していました。

彼は、夕方に見てくれていた。
でも、DMもLINEも来ない。

(気づかなかったのかな)
(スルーされたのかな)

スマホを握る手が震えました。

1週間後、共通の知人から聞いた言葉

それから1週間。
私は毎日、新しい「匂わせストーリー」を投稿し続けました。

でも、彼からの反応はゼロ。

そして、ある日。
共通の知人(ウェディングプランナーの女性)から、LINEが来ました。

「ねえ、最近インスタ見たんだけど…なんか大丈夫?
〇〇さん(彼の名前)が『最近、あの子のストーリーなんか重くない?』って言ってたよ。
心配してるって」

画面を見た瞬間、血の気が引きました。

(重い…?)
(心配…?)
(つまり、引かれてる…?)

顔から火が出るほど恥ずかしくて、布団に顔を埋めて叫びました。

私がやりたかったのは、「気を引くこと」じゃなくて、「好きって伝えること」だったのに。
なのに、彼から返ってきたのは「重い(=距離を置きたい)」というサイン。

プロとして、何百組ものカップルの「幸せの演出」を手伝ってきた私が。
自分の恋愛では、「メンヘラ案件」として引かれている。

完全に、やらかしました。

男性スタッフに見せたら、容赦なく斬られた

「もう恥ずかしすぎて死にたい」

後日、職場の男性スタッフ(音響担当)に、私のストーリーを見せました。
彼は画面をスクロールしながら、ため息をついて言いました。

「…これ全部、『暗号』のつもりで載せたの?」

「う、うん…気づくかなって…」

「無理だよ。男はストーリーなんて、ボーッと見てるだけだから。
曲のタイトルまでいちいち確認しないし、写真の意味も深読みしない。
てか、匂わせって、気づかれないとただの『意味不明な投稿』だからね?
しかも、連投されると『構ってちゃん』にしか見えない」

ハンマーで頭を殴られたような衝撃でした。

私は、彼に「謎解き」を挑んでいたつもりでした。
でも彼は、そもそも「謎解きゲーム」に参加すらしていなかった。

しかも、私が「演出」だと思っていたものは、彼にとっては「ノイズ」でしかなかったんです。

今思えば、一人で悩んで自爆する前に、**「彼の本音」**だけ先に確認しておけばよかった。 そうすれば、こんなに惨めな思いはしなかったはずです。

👉 私がカレの本音(謎解きの答え)を聞き出した場所

閲覧履歴という「監獄」──仕事中も、食事中も、お風呂でも

匂わせ投稿で一番辛かったのは、彼にスルーされたことじゃありません。

「彼がいつ見るか」に、私の全生活が支配されたことです。

朝起きて、最初にすることは閲覧履歴の確認。
披露宴の休憩時間も、トイレに行くたびに更新。
帰宅してお風呂に入る前も、出た後も、スマホを握りしめて。

投稿して10分後:「まだ見てない。仕事中かな」
1時間後:「オンラインなのに、なんで私のだけ飛ばすの?」
3時間後:「見た!…でも反応なし」
翌朝:「足跡つかない。ミュートされた?」

彼が他の女性カメラマンのストーリーに「いいね」してるのを見つけたときは、涙が止まりませんでした。

(なんで、私のにはしてくれないの)
(その子のこと、好きなの?)
(私のこと、うざいと思ってる?)

頭の中が、勝手に最悪の妄想で埋め尽くされる。
同僚とランチを食べていても、映画を見ていても、頭の中は彼のこと。

そしてあの夜。

披露宴の仕事が終わって、疲れ果てて帰宅した私は、シャワーも浴びずにベッドに倒れ込みました。
時計を見ると、23時45分。

スマホを開いて、また閲覧履歴を確認する。
彼は22時にオンラインになっていたのに、私のストーリーは見ていない。

(もう、やめよう)

そう思っても、指は勝手に動く。
更新。更新。更新。

気づいたら、日付が変わっていました。

鏡に映った自分の顔は、目の下にクマができて、髪もボサボサで。
まるで、呪われた人みたいでした。

(私、何やってるんだろう)

好きをアピールするために始めたはずなのに。
いつの間にか、彼に執着して、勝手に壊れていく、一番醜い状態になっていました。

翌朝、鏡を見て気づきました。
頬がこけて、目が落ち窪んで、肌が荒れている。

このままじゃ、本当に壊れる。

プロとしての矜持が崩れた瞬間

ある日の披露宴。
新婦が幸せそうに笑っているのを見ながら、私は心の中でこう思っていました。

(この人たち、どうやって結ばれたんだろう)
(私と何が違うんだろう)

プロとして、何百組ものカップルを見てきました。
彼らの「馴れ初め」も、プロポーズのエピソードも、全部聞いてきました。

でも、その「成功例」が、自分の恋愛には全く活かせない。

それどころか、匂わせストーリーなんていう小手先のテクニックに頼って、自爆している。

(私、プロとして恥ずかしくないのかな)

その瞬間、プライドがボロボロに崩れた気がしました。

このままじゃ、心が壊れる──私が選んだ「外部監査」

友達に相談しても、「気にしすぎだよ」「やめなよ」と言われるのは分かっていました。
私が欲しかったのは、慰めじゃない。

彼が本当はどう思っているかという答えです。

このまま一人で妄想を続けても、答えは出ない。
だったら、誰かに聞いてもらおう。

恥を忍んで、私は電話占いに電話をかけました。

「占い」なんて、正直、信じていませんでした。
でも、誰でもいいから、客観的な視点で教えてくれと、藁にもすがる思いだったんです。

電話を切ったあと、しばらく動けなかった

その夜、手が震えながら電話をかけた占い師さんに、私は全部話しました。
ストーリーのこと。スルーされていること。嫌われたかもしれない不安。

占い師さんは、私の話を黙って聞いた後、少し笑って言いました。

「あー、彼ね。見てますよ、ちゃんと。
でもね、何も考えてないわ。
『きれいな写真だな』『センスいいな』くらい。
嫌われてもないし、好き避けでもない。
ただ単に、あなたの『匂わせ』が彼に伝わってないだけ。
それに、あなた、投稿しすぎ。男の人はね、頻度が高いと『構ってちゃん』だと思って引くのよ」

その瞬間、全身の力が抜けました。

(嫌われてない)
(無視されてない)
(ただ、伝わってないだけ)

私の1週間の地獄は、完全に独り相撲だったんです。

「じゃあ、どうすればいいですか?」

そう聞くと、占い師さんはこう続けました。

「小細工はやめなさい。
彼、真面目で鈍感な人だから、ストーリーの暗号なんて読めないわよ。
ストーリーで匂わせる暇があったら、仕事で会ったときに『今度、写真の撮り方教えてください』って直接言いなさい。
それが一番の『匂わせ』よ」

…その通りすぎて、泣きそうになりました。

私は「傷つくのが怖い」から、ストーリーという安全地帯から石を投げていただけだった。
本当は、彼と直接話したかったのに。

切ったあと、スマホを持ったまま、しばらく動けませんでした。
安心したのか、情けなかったのか、自分でも分からなくて。

「通知オフ」で取り戻した、私の日常

その夜、私は久しぶりにぐっすり眠れた気がします。

翌朝、目が覚めたとき、いつもならすぐにスマホを手に取るのに、なぜか手が伸びませんでした。
代わりに、窓を開けて深呼吸をしました。

朝日が気持ちよくて。
空気が冷たくて。
鳥の声が聞こえて。

(あれ、こんなに朝って気持ちよかったんだ)

そして、私は2つのことを決めました。

彼の投稿の通知をオフにする。
彼が何をしているか、いちいち把握するのをやめました。見なければ、心は乱れません。

ストーリーは「自分が楽しい記録」に戻す。
彼に見せるためじゃなく、自分が後で見返して楽しいものだけを載せるようにしました。

不思議なことに、私が「匂わせ」をやめて、普通に仕事の裏側や美味しかったランチの写真を載せるようになってから、彼からの「いいね」が増えたんです。

きっと、変な力が抜けて、私らしさが出たからだと思います。

そして2ヶ月後。
仕事で彼と一緒になったとき、彼から「そういえば、インスタで見たんですけど、あのチャペルの写真きれいでしたね。今度、撮影のこととか教えますよ」と声をかけてくれました。

あの匂わせ投稿、ちゃんと見てくれてたんだ。
ただ、DMするほどのことじゃないと思っていただけ。

今、閲覧履歴を見つめているあなたへ

もしあなたが今、彼への「匂わせストーリー」をアップして、反応を待っているなら。
そして、その時間が辛くてたまらないなら。

その答え合わせ、一人でやるのはもう終わりにしませんか?

投稿消すとか、追撃するとか、そういう話じゃなくて。
まず今日だけ、あなたの脳を休ませよ。

スマホ置いて、深呼吸して。

窓開けて、外の空気を吸ってみて。
コーヒー淹れて、ゆっくり飲んでみて。
お風呂入って、髪乾かして、早く寝て。

結局さ、いったん自分の機嫌を戻さないと、何しても全部しんどい。
私はそれで、やっと息できました。


もし、どうしても不安で眠れないなら。
友達には言えない重たい悩みを抱え込んで爆発しそうなら。

私のように、「プロの力」を借りてみるのも一つの手です。

「占いなんて…」と思うかもしれません。
私も最初はそうでした。

でも、私はあの夜、3,000円ほどで「安心」を買いました。
正気を取り戻せたかどうかは分かりませんが、少なくとも、一人で泣き続ける時間は終わりました。

彼の本音を知るのは怖いかもしれません。
でも、わけがわからず悩む時間が一番、あなたの魅力を削ぎ落としてしまうと思います。

あなたは十分頑張った。
もう、自分を追い詰めなくていいんですよ。


それでも、今すぐには行動できないあなたへ

「占いに電話するのはハードルが高い」
「お金をかけるのは抵抗がある」

そう思う気持ち、よく分かります。

だったら、まずはこれだけやってみてください。

今夜だけ、彼の投稿の通知をオフにしてみる。

たった1日でいいんです。
明日になったら、また元に戻してもいい。

でも、その1日が、あなたの心を少しだけ楽にしてくれるかもしれません。

私はあの夜から、少しずつ変わった気がします。
あなたも、きっと大丈夫です。


【追伸:私が使った「駆け込み寺」】

私が自爆した夜に電話をかけたのは、電話占いでした。

「占いなんて…」と思ってました。私も最初はそうでした。
でも、あの夜は他に頼れる場所がなかった。

無料ポイントの範囲内で「彼の本音」を聞くことができたので、「とりあえず今夜、話を聞いてほしい」という人には、お守り代わりになると思います。

あの夜のことは、別の記事に全部書きました。
どうやって無料で済ませたか、どんな先生を選んだか、電話を切ったあとどうなったか。

👉 深夜2時、閲覧履歴地獄を止めた「無料18分」の話

※怖かったこと、後悔したこと、全部書いてます。