「嫌われてると思ったら好かれてた」
ネットで検索すると、そんな奇跡体験談がたくさん出てきます。
「目が合わないのは、意識してる証拠」
「そっけない態度は、嫉妬の裏返し」
私も信じてました。
あのバレンタインで自爆するまでは。
今は結婚相談所で働いてますが、当時は普通の会社員でした。
30代前半の頃、同じ職場の先輩(4つ上)に片思いをしていました。
最初は普通に話せていたんです。
でも、私が意識し始めて「あ、好きかも」と思ったあたりから、急に彼の態度が変わりました。
挨拶しても、目を合わせてくれない(PC画面を見たまま「うす」だけ)。
飲み会で近くの席に行くと、トイレに立ったまま戻ってこない。
業務連絡のLINEが、以前より事務的で冷たい。
「私、何か失礼なことしたかな?」
家に帰って一人反省会。
その日の自分の言動を全部思い返しても、心当たりがない。
不安で不安で、「男性 避ける 心理」「急に冷たい 職場」で検索しまくりました。
そこで出てきたのが「好き避け」という言葉でした。
ネットの情報を「希望」にしてしまった
検索したら、出てくる出てくる。
「男性は好きな人には緊張する」
「意識しすぎて目を合わせられない」
「嫉妬で冷たくなる」
(あ、これだ)
不安が一気に「期待」に変わりました。
(なんだ、嫌われたんじゃなくて、意識されてるんだ!)
(私が他の人と仲良くしてたから、嫉妬してるんだ!)
今思えば、都合のいい妄想。
でもそのときは、妄想じゃなくて「確信」でした。
これが、地獄への入り口とも知らずに。
バレンタインの悲劇。「え、困るんだけど」
「彼は奥手だから、私から動かなきゃ」
そう思い込んだ私は、バレンタインデーに勝負に出ました。
といっても、本命チョコを渡す勇気はなかったので、「義理チョコのフリをしたちょっといいチョコ」を用意しました。
残業中、彼が一人になったタイミングを見計らって。
「〇〇さん、これ。いつもお世話になってるんで」
笑顔で渡しました。
ネットの情報通りなら、彼は照れて受け取ってくれるはず。
でも、彼はデスクから顔も上げずに、ボソッと言いました。
「あー…悪いけど、そういうの…」
(え?)
「職場だし。誤解されると困るから」
正確には覚えてません。
でも、「困る」って言葉だけは、今でもハッキリ聞こえます。
空気が凍りました。
照れてる雰囲気じゃない。明らかに「迷惑」というオーラ。
「あ、いや、ただの義理なんで…」
そう言いながら、逃げるようにその場を去りました。
顔から火が出るほど恥ずかしくて。
トイレに駆け込んで、便座に座り込んで。
(何やってんだろう、私)
「嫌われてると思ったら好かれてた」なんて奇跡は、起きなかった
後から人づてに聞いた話ですが、彼は私が自分に好意を持っていることに気づいていました。
でも、彼は私のことがタイプではなく、むしろ「仕事中に色目を使ってくる痛い女」として警戒していたそうです。
挨拶をしなかったのも、目を合わせなかったのも、「勘違いさせないための拒絶」でした。
私はそれを、「好き避け(照れ隠し)」だとポジティブに変換して、地雷を踏み抜きに行ったんです。
「嫌われてると思ったら好かれてた」
そんな奇跡は、私には起きませんでした。
嫌われてると思ったら、本当に嫌われてたんです。
翌日から、彼との空気は最悪でした。
すれ違うたびに、胃が痛い。
気まずすぎて、私は半年後に部署異動願いを出しました。
「好き避け」と「嫌い避け」は、外見上99%同じ
この失敗から、私が学んだこと。
それは、「好きすぎて固まる態度」と「嫌いだから関わりたくない態度」は、表面上は見分けがつかないということです。
目が合わない
会話が続かない
距離を取られる
これらは全部、「あなたと関わりたくない(緊張or拒絶)」というサインです。
その理由が「LOVE」なのか「HATE」なのかは、彼の脳内を見ない限り分かりません。
それを、私たちの都合のいい「希望的観測」で判断するのは、あまりに危険すぎます。
もう一度、同じ失敗はしたくなかった
それから数年後。
また別の職場で、また別の人に避けられるようになりました。
(また…?)
今度は、すぐに不安になりました。
(また勘違いしてるんじゃないか)
(また玉砕するんじゃないか)
でも、本人に「私のこと嫌いですか?」とは聞けない。
聞ける関係なら、そもそも悩んでないはずです。
だから私は今度、「本人以外」に答えを聞くことにしました。
私が使ったのは、電話占いです。
「相手の気持ち」を視れるという占い師さんに、彼の態度の理由を聞きました。
「今は近づくな」と言われて
占い師さんは、ハッキリ言いました。
「これ、好き避けじゃないわ。
彼、今あなたのこと『ちょっと鬱陶しい』と思ってる。
先週、彼が忙しい時に話しかけすぎなかった? それ根に持ってるわよ」
図星でした。
ショックでしたが、「今は絶対に話しかけるな。2週間放置しろ」と言われて。
(本当かな…)
半信半疑でしたが、他にどうしようもなくて、言われた通りにしました。
徹底的に距離を置きました。
3週間後。
彼の方から「この前はごめん、余裕なくて」と話しかけてきました。
占いのおかげなのか、たまたまなのか、今でも分かりません。
でも、あそこで「私のこと嫌い?」なんて送ってたら、確実に終わってたと思います。
ただ、一度だけ。本当に「嫌われてると思ったら好かれてた」パターンはありました
それは、また別の人でした。
彼は、私が話しかけると明らかに目を逸らして、会話もぎこちなくて。
「嫌われてる」と思って、占い師さんに相談しました。
そしたら、占い師さんが笑いながら言いました。
「彼、あなたのこと好きよ。ただ不器用なだけ。
2ヶ月後、向こうから告白してくるから待ってなさい」
半信半疑でした。
でも本当に、2ヶ月後に彼から告白されました。
「嫌われてると思ったら好かれてた」
この奇跡は、本当にありました。
でも、これは「自分で見抜いた」わけじゃありません
私も、判定は占い師に丸投げしてました。
当たったかどうかより、
「今は動くな/今はOK」という判断を
自分で背負わなくて済んだことの方が大きかった。
体感的には、ほとんどがただの拒絶でした。
少なくとも、賭けに出るほどの確率じゃない。
だから、自分で判断するのは危険すぎる。
「好き避け」か「嫌い避け」か。
その判定を間違えると、取り返しがつかないことになります。
今、同じように悩んでる人へ
もし今、あなたが「彼に避けられているかも」と悩んでいるなら。
そして「これは好き避けだ」と信じたい気持ちがあるなら。
一旦、止まってください。
私みたいに、バレンタインで玉砕する前に。
「嫌われてるのかな」と毎日ビクビクして過ごすのは辛いですよね。
その不安を消したくて、無理やり動いて事故を起こすのも、もう終わりにしませんか。
彼があなたをどう思っているか。
その「正解」さえ分かれば、明日から堂々と振る舞えるようになります。
「嫌われてる」と誤解して諦めるのも、「好かれてる」と勘違いして特攻するのも、どっちももったいない。
まずは「現状確認」だけ、先に済ませておきませんか?
【追伸】
正直、占いを使うなんて、自分でも逃げだと思いました。
でも、事故るよりはマシでした。
私が「好き避け」か「嫌い避け」かを判定してもらうのに使ったのは、電話占いでした。
初回無料で4,000円分(約20分)話せるので、「どっちなのか白黒つけたい」という確認作業には十分でした。
あの夜、どうやって無料で済ませたか、どんな先生を選んだか、電話を切ったあとどうなったか。
全部、別の記事に書きました。
※怖かったこと、後悔したこと、全部書いてます。
